学んだことが多すぎた。

マリエです。
「ポラリス」の稽古では学ぶことが本当に多かったのですが、中でも印象に残った言葉をいくつか。

●ダンスが棒読み!
オープニングのダンス稽古中、なつこ先生からのお言葉。
振りや動きがやっと固まってきたばかりの頃で、確かにみんな覚えるのに一杯一杯ではありましたが、そんな中「みんなセリフはちゃんと感情やそのキャラらしさを込めて言ってるでしょ? ダンスも同じこと。覚えた振りのとおりにただ手足を動かすんじゃなくて、そこに感情を込めないと伝わらないんですよ」と。
た、確かに…と激しく反省した日でした。

●休符とブレスがすごく大事!
歌稽古中、満田先生からのお言葉。
ここにどうして4拍の休符があるのか、それはここで気持ちを切り変える必要があるから。
ここにブレス(息継ぎ)を入れるのは、前の言葉と後の言葉をはっきり分けたいから。
なんとなくダラダラ歌うんじゃなくて、休符やブレスもちゃんと意識して、その意味も汲み取って歌うことが大切なんだ、と。
終始一貫して、技術云々ではなく気持ちを大事に!と言われ続けた歌稽古でした。

●今までの稽古は筋トレ!
本番直前、演出の森さんからのお言葉。
スポーツに例えると、今まで稽古でやってきたのは筋トレのようなもの。その成果を本番の試合にどう生かすかが大切です、と。
セリフや段取りを覚えるのはもちろん大切ですが、もっと大事なのは、その時々に起こった感情に従うこと。でないとウソになってしまうんですね。

今回の本番中、目を赤く腫らしたり涙を流したりしている役者が本当にたくさんいました。みんな本気で「ポラリス」を生きていたんだね^^

また今回、間違って覚えていた歌詞やメロディやダンスやセリフを「間違ってるよ」と指摘してくれた仲間が複数いました。…ということは、全体がそういう雰囲気だったからです多分。
他人の間違いを指摘するって、すごくエネルギーのいることですが、あえてそうしてくれたのはきっと、少しでもいい舞台にしようというポテンシャルが高かったから。最高の仲間たちに出会えた「ポラリス」に感謝です。