そーやです☆

こんにちは、そーやです。寒い日が続いていますが、もう立春!じきに東日本大震災から1年、3月11日がやってきます。
ヒエーッ、ということは……本番まで残された日々もわずかB06_3.gif楽苦しい日を乗り切るために、まずは食べなくちゃ〜813_2.gif

今回の芝居は関東大震災で壊滅した横浜が舞台。
写真集や本を何冊も読みました。
そして感じたことは……どんなに衝撃的な出来事、悲惨な災害も恐ろしいほどのスピードで風化していくということ。

関東大震災は1923年、今から89年前のこと。
私の祖母は当時浅草の浅草寺脇の伝法院通りで瀬戸物屋をやってました。小さかった頃、話を聞いたことがあります。
浅草寺に逃げ、味噌屋の味噌を掘り出してきて、池の鯉を皆で食べたこと。

地割れに飲み込まれた人を目の当たりにしたことなど。
その時代をリアルタイムで生きた人が身近にいても、その程度の知識しかありませんでした。
この芝居をすることになって初めて横浜の惨状やそれが引き金になった朝鮮人虐殺など、信じられない現実が私達の住む場所で繰り広げられたことを知りました。

神様?は私たち人間に゛忘れる゛というギフトを授けられました。
悲しみ、痛み、苦しみなど、人は忘れなければ生き続けられない弱い存在だからでしょう。
しかし、いえ、だからこそ忘れないように語り伝え、謙虚に学んでいかなければならないこともある……それを改めて実感しています。
知ることが辛い話もあるけど、それから目を背けたり、耳をふさいではいけない。そー思うそーやでした。

さぁ皆さん、3月10日と11日、神奈川公会堂です。今からカレンダーに◎印入れて、是非是非、観に来て下さい!