内省

昨日の稽古で歌唱指導の高崎さんが仰った言葉が印象的でした。
 
ミュージカル俳優がソロをもらうという事は
どんなに大変な事なのか。
 
そう!
舞台に立つためにオーディションをするまで
何年もレッスンを受けて勉強して、やっと何度目かのオーディションに
受かってアンサンブルとして何年も経験をつんで
そしてやっと主要メンバーに選ばれてソロを歌い上げる。
 
受かればいいけど、一生ソロを歌えない人だってたくさんいるんだ。
 
 
前回の公演で初めて私はソロをもらいました。
その時の嬉しさって!!
しかも、オリジナルの曲です。
もちろん、お芝居全体のための曲ですけど
私は自分が歌う曲を自分の人生のテーマソングだと思って
どういう風に歌い上げよう、この役の気持ちを伝えようと
ほぼ一日中考えて過ごしていました。
本当に自分の歌が愛おしくって仕方なかったなあ。
 
一方で表現したいけど技術的な事が伴わなかったり、
意外にもすごく緊張するので、思ったように声が出なかったりして苦しんだこともありました。
 
でも、歌えて幸せでした。
 
もちろん、セリフだってそうです。
ほんの一言のセリフでもその一言は無くてはならないセリフ(と思ってやってますけど・・)。
(一言のセリフって本当に難しくて今もすごく悩んでいます^_^;)
 
私はお芝居が無ければ生きていく事をやめてしまったかもしれない、
それくらい大切なものなのです。
だから、一つ一つの舞台を大事にしていきたい。
 
本番まで2週間ちょっと。
あらためて真剣に大切に取り組んでいきたいと思います。
 
では
 
ひめでした