かおるん

はじめまして、かおるんです。
連日の平日稽古のあとにポッカリ空いた、稽古のない土曜日。
午前中は知人の芝居を観にいって、お昼は役作りの参考にしたかった映画鑑賞。

午後は衣装や持ち道具がらみの考え事をしながらお店めぐり。
夕方からは、役の探求。
夜はこのブログを書いて・・・・
気付けば一日があっという間に終わってしまいました。

一人で出かけると、頭の中でぐるぐるぐる~っと色々考えすぎて疲れちゃいます。
今回はやりたいことだらけで、事前に「今日やりたいことリスト」を書き出して出か けたのですが、<スポーツクラブに行く>というのは実行できませんでした・・。
出来なかった!と思うと苦しくなるので、今日はこんなにやった!と前向きに考えて おきましょっと。

 

プロの舞台は完成度が高くて当たり前ですが、アマチュアの芝居を観るのもとても勉 強になります。
自分ならこうしたい。
あ、ここに隙がある。
へえ、こう解釈するのかあ。
これ惹きこまれるなあ。
ああいま、観客はほっとかれてるなぁ。
これは好みじゃない。
これは好きだ。
自分の芝居に対する姿勢や課題がクリアになります。
いまトキノキズナの稽古で演出の森さんからいただいている沢山の言葉を重ね合わせ ながら観ましたが、シンプルに言えば、<心と体が一体化しているのが一番大事>だ と改めて感じました。
気持ちは充分こもってるのに足先にちらっと“役者本人”が残っていると、全てがウ ソになる。

指先も視線も肘もひざも・・・・
そういえばダンスレッスンでもおどるなつこさんがおっしゃっていましたね。
「指先・つま先・かかと・ひじ・ひざ・手のひら・関節・・・・体全てに意識をもっ て」 素の自分(隙)は体のどこにも残さない。
芝居もダンスも共通。

上手い・下手というのを技術で考えるといつまでたってもたどり着けません。
自分の全てを解放して役の人物に委ね・捧げること。

それが出来たとき、自分もお客さまも素直にシンプルにその人生に共感・共鳴できる のだと思います。
(技術も必要だったりするけど、それはきっともっともっともーっとずっと先のこ と)
特に今回のトキノキズナは、それこそが復興支援なのだ、と思います。
(・・・昨日のあきさんブログにもありましたね☆)

普通に生活していると、誰かの気持ちを考えるとか、その人の立場になって考えると か、なかなかしません。
皆がそれをしたら、もっとスムーズな、暖かい人間関係が築けるのに・・。
芝居をしていてよかった。皆でそういう作業をする環境に身を置けてよかった。
これから先もそういうコトが出来る人でありたい。

自分を解放するってかなり難しいのだけど、
そんな時はある演出家に頂いた大切な言葉を胸にエイヤッ!って飛び込みます。

「躊躇(ちゅうちょ)は自分を裏切ることになる」

かおるんという1つのフィルター越しでなく、
いただいた役と多方面から向き合って発見をして、
その人生を生きようと思います。

 

沢山の人生を観に来てください(*^_^*)

 

かおるん