こんにちは ひめです。
皆様、なんだか梅雨に入る前に夏が来た感じで
気分は少しセンチメンタルな私。
ひめは夏の夕方から夜にかけてが好きなんですよ。
寒くもなく暑くもなく、まあ暑い時もあるけど紫外線がないからいいのよ。
あああ、夕涼みお散歩デートとかめっちゃ好きなんですけどねえ。
蚊に刺されるのはすごく嫌だけど・・・・。
おっと、稽古日記でしたよね。
昨日は新しいメンバーのお手並み拝見(?)
ということで台本の読み合わせの前にエチュードをやりました。
さて、
Q. この写真、何のシーンでしょう?(次のブログにアップしますね)
A. 「桃太郎です。」
一見すると手前のボーダーシャツの女性が仁王立ちして
グレーのシャツの男性が土下座をしているので
鬼ヶ島の鬼退治後、女性が桃太郎で土下座して謝る鬼をグレーの男性がやってるのね。
って考えますよね、普通は。
しかし、桃太郎は結局このときは鬼ヶ島に行っていません。
う~んと。
グレーのシャツの男性は桃太郎なんですよ。
でもって、ボーダーのシャツの女性はどうも桃太郎の彼女らしい。
え?
彼女????
桃太郎に彼女なんて出てきたっけ?
まあ、このシーンんの前にですね、
桃太郎でおなじみの、犬、サル、キジは登場してましたよ。
で、鬼をどうして退治しようかのミーティングも行われていました。
で、
まあ、
いろいろあって、、、、、、
桃太郎の彼女が桃太郎の身を案じて
「あなたが心配なの。桃太郎。。行っちゃいや!」
のラブラブのシーン(?)になるかなああと思いきや
はい、(-_-)
いつの世も女性は強いものです。。。
なぜか、
桃太郎は彼女に「別れないでくれ!」 的なシーンになってきてます。
どうも、
桃太郎の村にはあれだけの若くてかわいい女の子は居ないようです。
あ、みなさん。
決してふざけてはやっていませんよ。
楽しく演じているとは思いますが皆さん本気でやってます!!
この即興劇の意図を演出家の望月さんは話してくれました。
(大体の訳です。。)
桃太郎という有名なお話でも広く世間に知られている大筋のストーリの背後には
色々な登場人物の人生や人間模様、紆余曲折があるはずなんだよね。と。
なるほど。
確かにね、桃太郎がなんで鬼ヶ島に行くことになったのかとか
桃太郎を育てたおじいさんとおばあさんのドラマだってあるはず。
桃太郎、子育て論とかね。ww
お芝居は台本に書いてあるセリフだけでは成立しません。
そこに書いてあるセリフや周りとの関係性や環境をヒントにして
自分の役のそれぞれの人生を肉付けしないといけないのです。
私みたいに妄想狂の女には、役作りはとっても楽しい行程なんですけどね。
過去の絆を観に来てくださったお客様はご存知かもしれませんが
ひめは過去に芝居には出てこない自分の彼氏を想像して
(当時は士官学校の設定でした)妄想胸キュンしていたものです。
今回も台本には書いていないけど
独身なのか、旦那はどんな人なのか、
家庭ではどんな風に過ごしているのか、
家事得意なのか、学校の成績はどんななのか
などなど。。。
そうすると舞台上で自分が誰と話して誰の話を
どう聞いているのかが見えてきます。
そういうのが想像できてくると役のセリフが生きてきます。
ドラマは人の人生と人生の接触で生まれる気がします。
世界中に誰一人として同じ人生を生きている人はいません!!
「All the world’s a stage and
All the men and women merely players.」(シェークスピア お気に召すままより)
ということ!!
楽しいことも、辛いことも時が経てば
熟成されて味わい深い人生のスパイスになるわけです。
逆にどんなありふれた日常だってその瞬間はもう二度と戻ってこないんですから。
だからこそ人生は面白い!
役者の醍醐味ってそこだしだから役者は面白いとひめはおもうんですけどね。
さてさて
配役されて、渡された台本の文字面をただ読むだけなんてだめですよ!
たくさん想像して素敵な自分の役の人生を作り上げてください。
では、
今日はここまで
ひめでした!