気持ち、しかと受け取った!

「雪が溶けて川になって流れてゆきます。

もうすぐはーるですねえ、ちょっと気取ってみませんか?」
作詞 穂口裕右「春一番 一部引用」
え?
知らない?キャンディーズ!
私も現役は知らないわよ。
でも、いい曲はいつの時代になってもいいもの。
絆プロジェクトに関わっていると昭和初期ぐらいの歌なんかも
知らない間に覚えているのよね。
無意識に口ずさむことも多々あります。

「死んだはずだよ、おとみさん~」とか
こぶしをまわす練習したりとかね。

一人暮らしの女が洗面所で

「お~とみ~さん~」ってしつこいほどのこぶし回している姿想像してみ?
「・・・・・・・・・。」
(コホン。)

さて、こんにちはひめです。

稽古が始動してきて今は本読みという作業を行っています。

最初に演出家の辻さんに言われたこと。

座ったままで台本を手にしているのでなかなか難しいのですが

自分がそこでどんなことをしていて、
誰に向かって言葉を投げかけているかって事

意識するのとしないのとでは大違いなんですよね。

今回は普段の絆プロジェクトと違って大きな舞台でやります。
お客さんとの距離もある。。

だから、空間を埋めるって意味でも上記のことはほんとに大事。
これをごらんになっている方で、お芝居の経験をされたことのある人でしたら
そんなの当たり前の事じゃない?って思うかもしれませんけど
普段お芝居の経験が少ない私たちのような座組みでは、
その作業からも意識をしないと独りよがりの芝居をしてしまいます
ひめは何度もこの座組みで芝居をするけど
一番最初にどの演出家からもこのことを大事にするようにっておっしゃるのを聞いてます。

ってことは、どんな芝居でも凄く基本的で大事なことって事です!!!
台詞だけではありません。歌も。
楽譜どおりきれいに歌うのは大事ですよ。
でも、それだけだと「独唱」「合唱コンクール」

いや、下手すりゃ最近の学生の合唱コンクールのほうが表情豊かかも。
音楽劇なので歌があって、台詞のようにソロで役者が何小節かを歌います。
それも芝居の中で生まれる感情をメロディに乗せる→それをまた誰かが受けとめて歌う。

この気持ちの受け渡しが大事なんですよねえ。(歌うっている人だけじゃないですよ。)
ひめはよく思うのですが
台詞も歌も呼吸が大事で、

気持ちによって呼吸って速さも深さもかわりません?
感情と呼吸ってかなり密接だと思うのです。

休符と息継ぎを意識するだけで表現も変わる。
(後藤さんも以前言ってましたよね。)

歌わない人、
そこに存在して歌っている人と
おんなじ気持ちでいますか?
同じでなくても、それを聴いて何かを受け取り感じてますか?
それに舞台が広いから
周りの人がそういう雰囲気を作ってあげるのって大事。

いや、むしろ歌が無い人や台詞が無い人がその場で
どんな風に存在するかって難しい。
相手の呼吸感じてますか?

誰かが誰かに言っている台詞かもしれませんが
その状況を見て聞いて、あなたの役は何を感じていますか?

「台詞と歌が無いからってボーっと聴いてんじゃないわよ」
って、
誰かに心の中で突っ込まれないように気をつけましょうね。
(絆の人は演出家も含めてみんな優しいから口に出して言わないけど)
さて、
半立ち、立ち稽古始まります。
辻さんも言っていたように今はいろんなことをやって失敗していく時期です。大いに失敗していきますょ!

失敗を乗り越えてあと2ヶ月後の舞台でお客様を楽しませられるようにしますね!
では、
ひめでした。